<2013年7月21日>
さて、パトリオット合宿2日目である。
行き先は『武華山』。
去年ニペソツ山で膝を痛めた藤井が行けなかった山である。
因縁の山とでも言っておこうか…
膝がぴんぴんしていた藤井は今日もサブリーダーとして出発である(カメラマン:藤井)。
そして、今日の藤井のパートナー☆
二人とも頭タオル×サングラスが板についている…ふふふ
(今後の藤井のニュースタイル)
昨日はお花を見ながらのゆっくり登山だったが、今日はスピード登山である。
藤井はリーダーの指示で最後尾を歩く。
およそ10分で分岐。
さ〜ここからが正念場である。
主任のものすごいスピードにチームが二つに分断。
さすがに昨日の疲れが残っているのか、みんなヘトヘトである。
藤井にできるのは、「がんばー!」
と、言う事だけであった…笑
そして、主任から「あそこの『ライオン岩』待ち合わせね」と指示を受ける藤井。
しかし……なんと、そのライオン岩をスルーしてしまう藤井……
武華山のニセピークについたとき、ライオン岩方面から…
「ばか〜〜ライオン岩はどうしたの!!」
ライオン岩から主任の罵声が轟く……
藤井痛恨の極みである…青ざめる藤井……
これが不測の事態であった場合を考えると……
ソロで登る事が多いってことを考えると……
なにが、サブリーダーだ………
藤井…馬鹿者……反省の一言である……
「(ヘラシー)本当に馬鹿者!!」
本当にすいません。
ともあれ、最高の青空の下素敵な稜線上を歩く。
トムラウシまでくっきり見える青空である☆
下は断崖絶壁……
先週北アルプスの大雪渓を歩いてきたのりちゃんにとっては、この断崖も問題ないようである☆
大きなトラブルはあったが、およそ2時間で山頂である。
小休止を終えて、下山を始める。
そして、これが問題のライオン岩の分岐である。
サブリーダーののりちゃんと反省である……
主任のお叱りを受け、精神的にも疲労した藤井は、ライオン岩の岩場でくたびれる…笑
今回の山行では、リーダーとはなんぞやという問題を実感した藤井である。
はっきり言って、もう少し山を歩くという怖さを考えるべきだと思った藤井…
そして、少し成長したのである……
ともあれ、楽しい合宿であったのは確かである☆
終わり☆
<2013年7月20日>
山岳部『チーム パトリオット』として初めての夏山登山の開始です。
※パトリオットに所属するには、『容姿端麗』が条件であり、なかなか入団出来ないのである。山岳部入団希望の方は、リーダーである主任と、部長ルパンに謁見してください。
(藤井は設立メンバーの一人であるため、規約は適応されていませぬ)
もちろんこの男も、パトリオットの一員である。
ヘラクレス(ヘラシー)と、今回の山行で入団を果たした美人の『Aちゃん』をエク男に乗せて、出発である。
今回の行き先は、『比麻良山』である。
林道開通の朗報があり、『コマクサ畑』を見たい!お花男子としては!
去年は、アンギラス経由で登頂を試みたが、無念の敗退……今回こそは!
とのことで、これが今回のメンバーである(カメラマン:のりちゃん)。
サブリーダーに任命された、藤井とのりちゃんは、地図読みの練習である。最近地図読みが楽しい藤井は、にやけている………すぐ顔に出る癖は直した方が良いとつくづく思う…
さて、C1425あたりまでは、沢沿いに進む。
去年まで使われることのなかった登山道の一部は崩壊しかけているものの、道を見失う程ではない。
登山道には大きな滝が二つあり、
C1060『行雲の滝』(登山口から15分)
C1170『冷涼の滝』(登山口から25分)
しばらく沢沿いに進むと、沢の上部付近でエゾノリュウキンカの群生ではないか!
藤井がエゾノリュウキンカにモフモフしていると、第一雪渓(登山口から50分)である☆
おもわずヘラシーもこの顔!
ってか、このサングラス俺のだろ!!
勝手に車から持ち出すなよ!!笑
ま〜高いサングラスだから大切に使ってくれ…
ともあれ、青空の下の雪渓歩きは本当に楽しい!
しかし、Aちゃんのザック…重そうである。
藤井のザックもいつも重たいが、主任以外のザックでこんな重たいのは初めてである…恐ろしい…
ともあれ、第二雪渓より上部はお花天国である☆
藤井が一番好きな『チングルマ』☆ 岩ひげさんとのコラボである。
そして、風の強い稜線下で岩にへばりつく『イワブクロ』の群生は本当に見事としか言えないよね☆
およそ1時間50分で平山との分岐です。
さすがのパトリオット……早足の一言。
そして、分岐から比麻良山まではこれまたお花天国だったのである!
『タカネシオガマ』
再び『イワブクロ』
そしてそして、今回のメイン『コマクサ』である☆
噂の『白いコマクサ』も発見☆
それにしても、去年よくこの『アンギラス』の稜線を歩いたものである……
当時はガスってて、あまり実感なかったけど、すごいところを歩いたんだなと、足がすくむ…
「(ルパン部長)藤井!去年歩いた稜線だじょ!俺と歩いたアンギラスはすごいところだじょ!」
分岐からおよそ50分で比麻良山の山頂である☆
山頂でたまたま会ったHYMLのNAKさんとパシャリ☆
ルパンと最高の景色を見ながら☆このアングルは二人が一番かっこいいと思う角度なのである。二人で写真撮るとこの角度が多いもんね!ルパン☆
さて、お楽しみの時間である!
もちろん大雪渓からの『尻滑り』なのだ☆
「うひょ〜〜〜」
「うひょ〜〜」
Aちゃんは美しい滑り☆
ヘラシーにいたっては後ろ滑りである!やはりヒーローはやる事が違う…
って、俺のサングラス落ちてるってば!!1
ちゃんと持ち帰るんだよ!!
そんな楽しい尻滑りを終えて、下山後お決まりの部長への挨拶である!
「今日はご指導ありがとうございました!!!」
キャンプ場で夜はふけていく……
次回『武華山×ライオン岩×藤井の失態』
およそ一年ぶりくらいの帰省をした藤井。
なかなか山が……いやいや!仕事が忙しくて帰省できずにいたのである。
夜勤明けで釧路までの350kmを運転し、8時間かけて実家に到着。
その日は死んだように眠りについた。
翌朝4時に起床し、息子の久々の帰省に興奮して血圧の上がってしまった母を家に残し、ピロピロと『雄阿寒岳』に行く事にした。
ピロピロとは父のあだ名で、普段からそう呼ぶのである。
さ〜出発である!
ピロピロは60歳。
しかし、とても60歳には見えない若々しさである。
エク男と雄阿寒岳登山口まで行くも、駐車場はすでに登山客の車で一杯である。
そのため、500m手前の大きな駐車場にエク男をデポ。
500mとは実に遠い…
この沢を突っ切れば、近道なのにと思いながら、あきらめて登山口へ向かう。
阿寒湖畔を巻いて、登山口へ。
しばらくは阿寒湖、太郎湖、次郎湖のほとりを歩く事になる。
水門近くに遊覧船が止まる場所があり、先月はここから100人もの登山客が雄阿寒岳を目指したようである。
道は針葉樹林帯の間をぬってあり、時折道が不明瞭になるため注意が必要である。
湿地帯のようで、じめじめした登山道には、『ギンリョウソウ』が!
宇宙植物みたいなこの花??はちょっと珍しいらしい。
序盤はピロピロが先行。
息子を引っ張って歩く後ろ姿はもはや探検隊である。
『探検隊ピロピロ』…ものすごい早さで歩き続ける…
さすがの藤井も汗だく…
しかし、しんどかったのは藤井だけではないようである。
次第にスピードが落ちるピロピロ。
4合目にさしかかった頃には…
こうなって…
悶絶……
ちょっと早すぎたね☆
少しゆっくり歩こう!
と、今度は藤井が先行。
1~4合目は高度にして100mおきに看板があるが、本当に看板が正しい場所にあるかは疑問である…
さて、4合目あたりからは針葉樹→ダケカンバに変わり、5合目あたりからはハイマツ帯に変容する。
ピークはこの先☆
眼下に広がる阿寒湖を背にして8合目の気象観測跡地へ向かう。
火山れきの道に足を取られ、体力を消耗するピロピロ…
ものすごい形相なので、小休止してチョコレートの摂取を勧める。
体内糖分量が減少すると別の生き物に変容するピロピロのためにと、母から何度もチョコレートを口に入れるように言われた為である。
8合目からは雄阿寒岳ピークが望まれ、あとちょっと尾根道を歩けばピークだと、少し安心する。
頑張れピッロピロ!
8合目以降は明瞭だが多少のハイマツ漕ぎが必要となる。ピークが見えているので、道に迷う程ではない。
そして9合目からは当時の火口が望まれる。
さて、ここで『ピロピロを探せ』!!
このハイマツのどこかにピロピロがいます!
さてどこでしょうか☆
いたっ!!笑
さ!!ここがピーク!!
ピロピロガッツポーズである☆
およそ3時間10分で山頂!そして親子二人だけの山頂☆
疲れたねピロピロ☆
でも景色は最高なり☆
母が体長不良で一緒に登れなかったのが悔やまれるが、また帰省した時に一緒に登ろうね☆
おしまい!
<2013年7月7日>
今日は天気の良い休日。
しかし、藤井の膝はボロボロ…
でも…家でゴロゴロはしたくない…
ということで、恋人のジャイ子とサイクリングがてら、『円山(札幌)』にトレランに行った。
円山動物園近くの公園内神社前が登山口である。
『八十八カ所コース』というらしく、こんな仏像が88体もあるようである。
道は非常に整備されていて、トレラン初めには丁度いい。
虫もとっても少なくてGood!
しかし…
…とにかく…
…暑い…
汗がだくだく…腕からも滴る汗……
周りのおばさん、子連れの親子…みんなどん引きである。
「こ…こん…にちは!」
誰も答えてくれない…
むしろ避けられているくらいである。しょぼん
しかしである!!
山頂には!!
素敵なお花畑!!
数えきれないほどの『山ガール』が!!
「な…なんかの…撮影ですか?」
勇気を持って聞いてみた…
しかし、汗だくだくでひどい身なりである。
みんなどん引きなのである。
どうやら『バビシェ』が出版している山ガールのバイブルである『山ガール本』の撮影らしい!!
こんなことならかっこ良い山ファッションで来ればよかったと後悔の藤井…
いいもん…俺にはジャイ子がいるからさ…
サンキュージャイ子☆
登り15分でした☆
「僕はヘラクレス」
「普段は手稲山の中腹に住み着いているが、今日は海にやってきた」
「普段は生肉を好むが、今日はせっかく山から下りてきたので、友人達とBBQをしよう」
焼いた肉のうまさにヘラクレスが壊れる。
「肉を食べていたら、いい女がいたので、この女も食ってやろうか」
「……ん??」
「何か問題でも??」
問題はありありである。
海に慣れていないせいか、今日のヘラクレスは割と落ち着いているほうであったが……
元来肉食であるヘラクレスが、スイカなるものを食べたときである……
「うお〜〜〜〜〜〜〜〜」
叫んだ……
そして……
人一倍大きなスイカを持った別の女が…
ヘラクレスに…
捕まった……
しかし、そんなヘラクレスも疲れることもある。
「休憩を…くれ…」
しかし事は一瞬…
松坂牛を食った途端…彼は狂乱と化す。
「あそこに5人も女がいるぜ!」
「食べたい」
「まとめて…食べたい」
(涎が出ていますよ…)
こうなったらもう地に埋葬するしかなさそうである。
(後ろの女の子が若干引いているのは気のせいか)
体の大半が地に埋められたそのときである。
ヘラクレスの様子が刻々と…
昇天した。
しかも、いつのまにか男だか女だかわからない体にされているではないか……
ご冥福をお祈りいたしま……
……。
……。
生きていた。
身の危険を感じたヘラクレス。
足早に山へと帰って行ったとさ。
おしまい☆
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