<2013年8月24,25日>
ここ最近はクライミングばかりで、山に行きたくて仕方なかった……
結局のところ、不安定な天候に翻弄され山に行けないでいたのである。
それは、クライミング仲間のAちゃんも同じだったようで、天候が読めない中、今回の計画を強行した。
24日仕事終わりの藤井と赤岩帰りのAちゃんは、18時30分に札幌を出発。
室蘭岳の麓にあるキャンプ場でキャンプをした後、早朝から『室蘭岳〜カムイヌプリ』をやっつけることにした。
22時頃『むろらん高原自由広場」にテントを設営。晩酌を開始。
宴会場はエク男の荷台である☆
星空がとってもキレイで、ビールがすすむ。あっという間に酔っぱらった藤井。
お姉様に心配される中テントに潜り込むことにした。
1時頃若い男女が…
「(女)私…女の魅力がないの…だって私…こんな幼児体型でしょ?」
「(男)そうか?」
……いったいどんな体型なのか!!!
めっきり女性に対する免疫力がなくなってしまった藤井…
気になってなかなか寝付けない藤井を残し、夜が更けていく……
早朝4時に起床。
暑い雲がかかる中朝焼けが美しく、晴れ男全開の藤井である。
今回は『水元沢コース〜カムイヌプリ〜室蘭岳〜南尾根コース』をとることにした。
白鳥ヒュッテを通り過ぎると、まもなく水元沢コースの分岐。
獣道のようで、一瞬足が止まる。
多少不明瞭な道で、笹漕ぎが強いられる。
作業車の通り道なのか道が不明瞭すぎて、一人だと心が折れそうなだな……と、男らしくない考えが巡る藤井。そんな中お姉様はスタスタを足を進める。さすがだなと頭が下がる…
トドマツの植林地にぶつかったときである。
急に雨が強くなる!
「ゲリラ豪雨や!」
カッパを着る暇もないくらいの勢いで、二人ともあっという間にビショビショである。
雨も滴るいい男状態である……とほほ
「もう手遅れだよね…?」
二人はビショビショになったのにも関わらずテンションMAX!!
スキップで小沢を渡る☆
こんな木の下もただではくぐりませんよ☆
鷲別川沿いに進むが、道がしっかりしているので、道迷いの危険はないかな。
沢に別れを告げて、尾根に取り付いた途端…
恐ろしい程の急登で、さらにゲリラ豪雨によるグチョグチョの道に足を取られ、必要以上に体力を奪われた。
登山口から1時間20分程でカムイヌプリと室蘭岳の分岐である。
ここからカムイヌプリまでは緩い登りが続く。
「(Aちゃん)あれが山頂?」
「(藤井)違うわ!地図的にはその隣がピークだわ!」
地図読みを華麗に披露したつもりであったが……
ま〜間違ったよね!!笑
まだまだ山屋への道のりは長いようである。
でもこうやって、成長していくのさ!!
いつか頼りになる読図を披露しましょう!!お姉様☆
ピークは750.1mで、地図的にはここが山頂。しっかり三角点もある!!
『よし!!ここが山頂だわ!!」
藤井の読図が信用ならなかったのか…
おもむろに携帯で調べ始めるお姉様。
「藤井君……山頂の標識……もっと先みたいだよ??」
……「えっ?!」
「でも…地図的には……ここが…山頂のはずだけど…」
てへへ☆また間違ったようである☆
ともかく2時間20分で山頂。
しっかり立派な標識がありました☆
素敵な鐘があったくらいにしてさ……
休憩もそこそこにして、いざ室蘭岳へ!
室蘭岳の登り返しはけっこう堪えた……
カムイヌプリからの縦走路を背中に永遠と続く登り。
「(Aちゃん)あとどのくらい登ればいいの?!」
もう間違う訳にはいかない!!
地図を読む藤井。
「ここを越えて、600mも歩けば山頂だから!あと15分くらいだ!がんば!」
…………。
…………。
実際は5分くらい。距離にして50mくらいだった。
また読図を誤った藤井である……
お姉様にいいところを見せるはずだったのに、この有様である…しょぼぼん。
最初から読図できる人はいないのさ!!
こうやって成長して行くのさ!!
と……自分に言い聞かせる藤井であった。
さっ!山頂です(藤井もいつのまにかいい腕になったものである)☆
珈琲を沸かし、ゆったりとくつろぎ、南尾根を下る。
全行程5時間でした☆(1時間は休憩等)
結局雨に当たったのは最初だけで、あとは終始いい天気でした☆
それにしても洗った服をエク男に干すのは止めて〜〜〜!笑
〜この後、焼き肉を食べに行った藤井はテキーラにやられ、Aちゃんに家まで送ってもらう失態を起こしたのであった〜
おしまい☆