<2013年10月14日>
とうとう『北根室ランチウェイ』も最終章Stage6である。
本題に入る前に、『なぜ昨日(10月13日)M&Rが到着時間を大幅に遅れて西別小屋へ到着したか…説明しよう!!』
事件はStage6で起こったようである。
6時頃『美留和駅を出発したM&Rは、順調に摩周岳に向かって歩いていた。
しかし、林道ゲートを越えた先にある分岐で、間違って左に曲がったようだ。
その結果、『網走〜釧路間のフットパス』に迷い込んだそうだ。
そこで引き返せばいいものの、さらに歩を進め薮の中に進んでしまった…
薮漕ぎを強いられたM&Rは数カ所の谷を越え、おそらくいたであろう熊をうまくスルーし、2~3時間薮を漕いだ。その結果、第一展望台ではなく、第三展望台付近に出たようである。
そのため、到着時間が大幅に遅れてしまようだ。
このStage6では道迷いの検証もかねて振り返ろうと思う。
Stage6は摩周第一展望台〜美留和駅までの全長6.6kmの道のりである。
詳細は『北根室ランチウェイ×序章』を参照してください。
Stage6の入り口はとてもわかりづらいので注意が必要である。もしわからなければ、展望台職員に尋ねるのが良いだろう。
ここが第一展望台正面入り口。
そして第一展望台の正面にわずかに?刈り分けられた笹道の入り口があるので、ここを進もう!
(小さなタイルが目印)
入り口とは裏腹に割ときれいに刈り分けられた道を進む。
ここではいくつかの谷を下りながら歩を進める。
キレイに刈り分けられた道であるが、『彼ら』の気配が異常にする……
はっきりいってランチウェイ一番の緊張といっても過言ではないのではないか…ふふ
おもわず藤井は最後尾で…
「ウェーーーーイ」
「ウェーーーーイ」
この旅で確立された新たな熊避けの雄叫びをあげながら進む☆
そして!!
そして!!
やっと再会できたね!
『ランチ棒君』☆
第一展望台から林道ゲートまでの3.6kmは小さな小道がいくつかあるが、地図を見ながら歩けば、道迷いの可能性は0に近いだろう!
………。
ん???
………。
ん???
M&Rはいったいどこで道を誤った?!?!?
その答えはおそらく、林道ゲートから1kmほど進んだ場所にある『網走〜釧路フットパス』への左の分岐へ間違って進んだのではないかと思う。
本人達も記憶が曖昧なため、検証という検証はできなかった。が、おかしいなと思ったら引き返すべきだったね☆
それにしても、二人と無事に会えて、藤井とAちゃんは本当にうれしいよ☆
さ〜〜〜この北根室ランチウェイもとうとう佳境!
感動のラストへ!!
林道ゲートから先はすっかりおなじみのランチ棒達とこれまでの道のりを思い返しながら進んで行こう!
エゾシカ防除柵。
(通過した柵はしっかり閉めましょう)
辛い道のりだったが、それもあと数キロかと思うとなんか寂しいね。
Mさんもなんだか寂し……そう…だよね!!
林道ゲートから1.5kmほど進むと舗装道路につきあたり、そこを左に曲がる。
踏切を越え、舗装道路を500mほど進むと、おいしそうな湧き水☆
ほとんどスッカラカンになった水。喉の乾きをここで潤す。
もしStage6から歩くなら、ここで水分を確保するのも悪くないね!
さ〜〜のどが潤ったら、ゴールへ向かおー!
いや〜〜本当に辛かった。
でも寂しいね……
そうだよね??
ん?
Mさん?!?
さ!!ゴールです!
『The End Of Kiraway』
なぜだろう。
ゴールに着いた途端に抱き合う藤井とAちゃん。
辛さも楽しさも4日間共有してきた二人。
今思い返せば…
辛い砂利道を歩き、豪雨の中テントの浸水に耐えたStage1。
たくさんのマンパスを越えて、素敵な佐伯牧場とオーナーの佐伯さんに出会えたStage2。
本当に美しい朝焼けとともに養老牛まで歩き続けたStage3。
疲れが吹っ飛ぶ、からまつの湯に入り、最後の長い砂利道歩きに人間崩壊したStage4。
西別小屋で再会した最高の仲間と最高の夜を過ごした西別小屋での夜。
その彼らと山登りの楽しさを共有できたStage5。
そして……
Stage5.6の短い間だったけど、たくさんの思い出を共有してきた四人☆
『北根室ランチウェイ』
全長71.4km。
この記録は僕らの記録として残したと同時に、これからランチウェイを歩く人たちのために残した記録です。つたない記録ですが、参考になればと思っています。
この旅で支えてくれた仲間達と出会った人たちに感謝です☆
おしまい☆
〜おまけ〜
もうしばらく牧草と牛は勘弁してくれ〜〜〜。
本当のおしまい☆