<2013年10月12日>
Stage1は大雨とテントの浸水というほろ苦い一日になってしまったが、その翌日は良い天気であった。
4時に起床した藤井は、その青空にうっとり。
しかし、安心したのだろうか…二度寝してしまった…
6時…
「ちょっと!いつまで寝てるの?ご飯は?珈琲は?」と、Aちゃんに叩き起こされる。
どうもすいませんでした……
さて、この日の朝ご飯は、『茸と鶏肉のごま和え 味噌風味』である。
朝食と珈琲もそこそこに、昨日の大雨で濡れたテントを乾かす。
藤井のテントも今日も活躍する予定なので、しっかりと乾かす。
今日歩くStage2は、開陽台から佐伯牧場までの全長10.1kmである。
コースの詳細は、前ブログ『北根室ランチウェイ×序章』を参照。
開陽台にさよならをして、9時頃出発。
開陽台から『ふれあい広場』までの1117歩の階段を下る。
これより牧場内を進んで行くため、これまでの体と心の汚れをここで消毒する。
素敵な階段のアップダウンを進み、開陽台牧場を横切っていく。
このあたりから、このような障害物が用意されており、乗り越えて進む。
これからStage2はこのような障害物やマンパスと呼ばれる牧場内の柵を一種のアトラクション感覚で進む事となる。
しばらくするとこんな石の橋があったり、昨日のStage1と違って変化に富んだ感じでとても楽しい。
(ま〜Stage1も楽しい道のりでしたよ!!う…うん!)
さっ!跨いで進もうね!
一個目のマンパスを越えると、町営牧場の横を登って行く。
地形図的にはそんな傾斜ではないが、この縦走装備で登るにはかなりキツイ……
沢と沢に挟まれた針葉樹林帯にさしかかると、一気に『奴ら…いや、神々』の気配。
ところどころに怪しい足跡……
と、そこに素敵な熊除けの鈴が☆
かかさず藤井も叫びます!
「ウェーイ!!ウェーイ!!」
(藤井の熊避けの叫び)
こんなおいしそうな山ぶどうがあるんだから、彼らが来るのもうなずけます☆
異常に鳴りの悪い二つ目の熊除けの鈴を鳴らしながら、うっそうとした針葉樹林を下る。
(佐伯さん!所々文字が落ちておりますよ!)
一部土砂崩れしている道もあるので、ちょっと注意。
町営牧場を越えると、一旦舗装道路へ。ここで一旦休憩し、これからの道をチェック。
三叉路があるので、道を間違えないように注意深く進む。
山口牧場さん!おじゃまします☆
ここからはおよそ1.5kmくらい砂利道の直線をひたすら歩く。登山靴のソールがすり減っていく……
そんな細かい事は気にせず、「どなどなどーなーどーなー子牛をのーせーてー」
さすがに1km以上歩くと、ヘトヘトになる一行は、お昼休憩を取る。
(3日間かぶることになるこのニット帽……暑い…)
赤い橋を越えると、保科牧場さんの敷地内を進む☆おじゃまします☆
敷地内といっても、ランチ棒がいたる所にあるので、迷うことはないし、牧場の方にご迷惑をかけることもありませんでした☆
パナクシュベツ川にかかった橋をおっかなびっくり進む……
背中の荷物でバランスが……
揺れる橋……
びびる藤井と軽快に進むAちゃん…
保科牧場さんを越えると、次は松岡牧場さん☆おじゃまします☆
(そんなに吠えないでくだされ)
ここからは本格的にマンパスエリア。
美しく並んだ防風林を越えると、またまたマンパス。
このマンパスを越えると、沖牧場さん☆おじゃまします☆
一旦37号線に出るが、この先に続く道がとても美しい。どこまでも続いてほしいと思わせる。
ルンルン気分で進んでいると、最大難関のマンパスが……
通れない藤井…
Aちゃんにはピッタリサイズ☆
「突進してこないよね????」
「しねーよ!」
なんてことを話していたら、本日の目的地『佐伯牧場』に到着。
到着してからまもなくオーナーの佐伯さんとばったり会う。
「お!!この前電話してくれた子かな?」
「まずは牧場の設備を…説明しよう!」
今回はテント泊だったけども、牧場には宿泊施設もあって、実際2泊3日で歩くなら、この佐伯牧場と西別小屋に停まればいいわけだから、テント装備もいらないね。
この素敵なトレーラーハウスに泊まれます。
今回の居住区はここ。それにしてもこの距離感!!
今回はテントだけども、佐伯さんが快くこの素敵なハウスのキッチンを貸してくれました。
そんな素敵なハウスには貴重な文献がいっぱいあって、しばしクライミングの勉強しながら、ビールを飲む。
乾杯☆
さて、今夜の食担はAちゃんです。
好意で貸していただいたキッチンで料理開始!
食器はもちろん、調味料や食材、ビールまで完備されたすばらしいキッチン!
今夜のご飯は、『キャベツ!!!』
ではなくて、『キャベツいっぱいラーメン』☆
そして食後は、隣接されたレストラン牧舎で買ったケーキと藤井珈琲☆
そんな中佐伯さんが大きな寸胴をもって登場!
「明日早くに会えないと困るから、今持ってきたよ!」
と、鍋いっぱいの牛乳の差し入れ!
どんだけいい人!!
とっても濃厚だが、後味さっぱりのおいしい牛乳を一杯飲んで、本日は就寝☆
※佐伯さん…牛乳全部飲みきれずすいませんでした…
次回『北根室ランチウェイ×Stage3』