<2013年5月2日>
知っていますか?白い恋人のCMで有名な『ハートの湖』を!
ミーハーな藤井はどうしてもそのハートをこの目で見たかったのである!
しかし、熊の巣窟であるこの湖を一人で行くには、勇気が足りない藤井…
ということで、またまた藤井のわがままに付き合ってくれたのは、のりちゃんである。
お天気は晴天!!
この期を逃す訳にはいかない!!
狭いが割と整備された林道を藤井の愛車「エク男」が走る!
湖入り口にはしっかりとした看板があり、意外と整備されていることにホッとする藤井。
今回の予定は、湖畔を半周した後、沼見峠→観音岳→豊似湖といったルートをとることとした。
と、安心した矢先である。
これが現れた…そう…熊さんの足跡である。
アポイ岳に引き続き、熊の足跡を見つけるのが上手な藤井…
ま〜危険察知能力があると言う事にしておこう。
普段は熊鈴なんか付けない藤井だが、さすがに………「鈴…つけようか…」
ドキドキに反して、なんときれいな湖畔なんだろう…
きれいなお花が二人の足取りを軽くする。
湖畔を半周したところで、猿留山道に取り付く。
取り付きからは残雪が二人の足取りを慎重にする…
ストックを車に忘れてきた馬鹿な藤井は、のりちゃんから1本ストックを貸してもらい、慎重に山道を進む。
湖畔周囲を歩くだけでは、豊似湖がハートの形かどうかはまったくわからないが、沼見峠からは辛うじてハートの形である事がわかる。
しかし…これが精一杯のハートである………
ぜひ、ハートの形を見たい方はヘリコプターをチャーターすることをおすすめする。しょぼーん
がっかりしている二人を他所に……『がさがさ…がさがさ…がさがさ…』
そう!……なにか獣の気配である…
少しでも男らしいところを見てほしかった藤井が、獣を退けようと叫ぶ!!!
「らっ!!!っこ!!!だけ!!!」
何を血迷ったか、眼前に広がった楽古岳(たぶん)を見た藤井が唯一思いついた叫びである。
なんと間抜けな藤井であろうか…
もう後には引けない藤井は叫び続ける。
「らっ!!!っこ!!!だけ!!!」
「らっ!!!っこ!!!だけ!!!」
「らっ!!!っこ!!!だけ!!!」
「藤井くん!!!わかったから!!」
怒られた……
気を取り直して、沼見峠と観音岳の分岐でパシャリ!
細い登山道に残る残雪が行く手を遮り、今回はここで無念の撤退…
しかし、そんな二人にご褒美とも思える湖畔の風景。
結果として、以下の事が判明。
豊似湖でハートの形をした湖を眺めるのは難しい事。
ハートの湖に行ったからといって、愛は生まれない事。
熊遭遇のリスクを犯してまで行く必要があるか疑問である事。
しかし、この景色は一回は見ておきたいという事。
以上!
林道ドライブお疲れさま!エク男!